令和3年第1回香芝市議会定例会では、新型コロナウイルス感染症対策や福岡市長の選挙公約について議論が行われた。
まず、新型コロナウイルス感染症対策として、香芝市・葛城市・北葛城郡共同のコロナ検査センターの運営について説明があった。福祉健康部長の滝村豊氏は、検査センターは令和2年11月17日より開設し、28日間で120名が検査を受けたと報告した。また、4月以降も継続する意向が示された。市民にもワクチン接種に向けた情報提供の重要性が強調された。
次に、福岡市長の選挙公約に関する進捗状況について、細井宏純議員が質問を行った。細井議員は、公約の中である「第2子以降の保育料無償化事業」や「鉄道駅バリアフリー化事業」への予算計上についても言及した。これらの施策は新年度予算に反映されている旨の答弁があり、市長は市民に対してわかりやすい形で公約を実現する必要性を訴えた。
最後に、香芝市総合体育館に関して、耐震工事や駐車場の整備状況が報告された。教育部長の福森るり氏は、成人式を新しく改修した体育館で開催できたことを喜び、今後も施設の維持管理を計画的に実施していく意向を示した。市民への利用促進のため、予約システムの改善も図るとのことだ。また、利用料金が据え置かれた一方で、エアコン利用に関する料金設定が導入されたことも説明された。
これらの議論を通じて、市議会は市政運営における透明性を高め、市民サービスの向上を図る姿勢を強調した。