香芝市の令和3年第7回定例会では、子宮頸がんワクチン接種や子どもの読書活動推進、1人1台端末の本格運用に向けた取り組みが議題に上がった。この中で、子宮頸がんワクチン接種については、感染症による罹患数が年々減少している一方で、依然として接種率は課題であると強調された。具体的には、3年前からの積極的勧奨の差し控えが影響し、接種率が大幅に低下した経緯がある。
香芝市では昨年10月からワクチン接種の情報提供を開始し、令和3年度には対象年齢の女子に個別通知を行ったことが報告された。しかし、接種率は依然として低く、約0.6%から1.6%の範囲で推移している。これに対し、今年度は対象者全員に周知を行い、接種率向上を図る意向を示したものの、接種機会を逃した人への対応策も今後検討する必要がある。
また、1人1台端末の整備については、昨年度から行われており、令和3年には全ての小中学校で使用開始された。今後もオンライン授業やその活用に向けた施策が求められており、特に感染状況に応じた柔軟な授業提供が松意される。
さらに、最新の感染症情報やその予防接種、特にインフルエンザとの関係についても言及され、香芝市は国からのガイドラインを基に市民の健康を守るべく努力していく考えを示した。
今後も新型コロナウイルスやインフルエンザ、その他の感染症に対する対応を強化し、教育や公共サービスの視点からも市民の安全を保障してまいりたいとの強い意志が表明されている。