令和3年第3回香芝市議会臨時会が5月13日に開催された。
議会では、令和3年度香芝市一般会計補正予算(第3号)や再議第1号に関する発議が審議されることとなった。
まず、福岡憲宏市長が新型コロナウイルス感染症の療養期間を経て復帰したことを報告し、感染防止への取り組みを強調した。具体的には、市民への感染拡大防止の呼びかけを行う意向を示した。
次に議論されたのが「議第33号 令和3年度香芝市一般会計補正予算(第3号)」である。副市長の小林悟氏が提案し、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億4万2,000円を追加する内容となっている。許可を得た後、地域振興局長の津崎弘美氏が、時間短縮営業協力金交付事業における増額補正の必要性について詳しく説明した。
この補正は、5月12日からの20日間に対して措置されることが決まっており、対象となる事業所は約200店舗を見込んでいる。議会内での質疑応答では、事業所の支援について具体的な数字や背景が問われ、報告内容が確認された。
続いて議題となったのは、再議第1号発議第4号に関する議決の再議に対する修正についてである。中山武彦議員は、議案が法令違反であると指摘し、議会の権限を超える問題が含まれているとの見解を述べた。彼は特に、議案の適用条項について誤解が生じているとし、議会の品位に影響を及ぼしかねない事態であると警告した。
この発言に対し、筒井寛議員も反対意見を述べ、議会の越権行為であると強調した。議会の議決を市長が拒否する権利や、との見方を示す意見が交わされる中で、挙手により採決が行われた。
最終的に、両議案とも賛成多数で可決され、議会の運営は再度確認された。今後の議会は、これらの議決の執行に向けて実行力を求められることになる。713号と754号の追加議案は、いずれも議会内で事前に精査されたものであるため、審議の円滑な進行が期待されている。