令和4年3月24日、香芝市議会は第1回定例会を開催し、数件の議案が審議された。
冒頭、市長の福岡憲宏氏が施政方針の訂正について発言し、「ご指摘をいただいた中で訂正いたしました」と述べた。次いで議会運営委員長の河杉博之氏が、議事日程の報告と委員会付託の議事について説明した。
議題は多岐にわたり、議第1号の香芝市個人情報保護条例の一部改正について、議第4号及び議第5号の福祉関連条例改正、さらには各種補正予算が含まれる。
特に大きな議論を呼んだのは、青木恒子議員に対する懲罰動議である。動議の提出者下村佳史氏は、「多数決の原理を無視する行為は許されない」と強調し、厳しい懲罰を求める姿勢を見せた。この議論の後、青木議員は一時退席を命じられた。
また、健康増進法に関する2つの決議が可決された。眞鍋亜樹議員が提案した決議第2号は、受動喫煙防止策を推進するもので、香芝市内の公共施設への屋外分煙施設設置を求める内容で、賛成意見が多数を占めた。明確な反対意見も出される中での決議となった。
さらに、香芝市議会第1号決議を取り消すことを求める提案も行われ、これまた賛否が分かれた。筒井寛議員は、決議内容に誤りがあるとし、履歴について詳しく述べ、文書の取り消しを求めた。
今回は様々な条例改正や予算案の議論が展開され、特に人事に関わる定数の見直しや、受動喫煙対策の強化が強調される重要な決定の場となった。議長の川田裕氏は、「今後も市民の意向を重んじ、議会の役割を果たして参りたい」と閉会の挨拶で述べた。
このように香芝市議会では重要な問題が多く提起され、議員それぞれの市民に対する責任感が強く感じられる会議となった。