令和5年第2回香芝市議会臨時会が4月14日に招集された。
開会に際し、川田裕議長は出席した議員たちに対し、協力を求めた。
福岡憲宏市長は、新規採用職員を迎え、香芝市をより良くするという思いで職務に努める所存を強調した。
今回の会議では、3件の重要案件が審議された。特に「香芝市税条例の一部を改正する条例」の専決処分についての報告が重要である。
副市長の堀本武史氏が、地元税制の変更が施行された背景を説明した。新年度から、固定資産税の特例措置が設けられ、納税者には恩恵が及ぶ見込みである。
報告では、家屋の固定資産税に対する特例措置が新設されることが明らかになった。これは、マンション大規模修繕工事を行った際の軽減措置となる。加えて、軽自動車税についても、特例が延長される旨が説明された。
具体的には、電動車の種別割税率が最大で75%軽減されることが期待されている。
また、令和5年度の一般会計補正予算(第1号)に関する議案が上程された。堀本副市長は、歳入歳出予算がそれぞれ1億668万円増加することを明示した。この増額は、特に子育て世帯に対する生活支援特別給付金の増額に関連する。
質疑応答では、議員たちからの具体的な質問が多く寄せられた。特に眞鍋亜樹議員は、税制改正がどのように納税者に利益をもたらすのかを尋ねた。これに対し、財務局長の楠本視和氏は、QRコードを用いた納税手続きの簡略化が行われることを説明した。
これによって、より多くの市民が自宅で納税を行える環境が整う。
最後に、すべての議案については異議なく承認され、本臨時会は無事に閉会された。市長からは、議員への感謝の意が表され、今後の協力を要請。議会の活動は市民の利益に引き続き寄与していくことが重視されている。