令和2年第3回香芝市議会定例会が6月29日に開催された。
本会議では、市長の福岡憲宏氏が所信表明を行い、主に新型コロナウイルス感染症に関連した対策を中心に報告した。
福岡市長は、感染防止策を充実させるため、公共交通機関での感染防止策や、医療機関への必要物資の供給体制を整えることを強調。
また、災害対策として、避難所での感染症対策物資の備蓄強化が必要であると述べた。
議案については、令和元年度香芝市一般会計繰越明許費繰越計算書や、権利の放棄の専決処分報告、また各種消防団や保育事業、学校支援に関連する予算の専決処分案が上程された。
特に、令和2年度の補正予算では、児童手当の受給家庭を支援するための臨時給付金や、公共交通の感染防止策を含む施策が計上されており、合計8件の新たな施策が提案されている。
副市長選任案なども可決され、福岡市長は「香芝市を奈良県で一番にする」とのビジョンを掲げ、各議員に協力を求めた。また、議長は議会運営について議員の協力を呼びかけ、円滑な会議運営に向けた要望を述べた。