令和3年9月24日、香芝市議会で開催された定例会では、各種議案が審議された。特に、香芝市手数料条例の改正や新たな補正予算案についての討論が注目される。
会議は午前9時30分に開かれ、はじめに市長の福岡憲宏氏が議事を進行した。初日の本会議で同意を得た教育委員会及び公平委員の委員紹介が行われた。
議案の中で、香芝市手数料条例の一部改正について、発言者は「この条例改正により、市民サービスの向上が期待される」と強調した。また、一般会計補正予算(第7号)についても審議され、「新型コロナウイルスに対する重要な対応」がなされると述べられた。
その後、政務活動費の交付に関する条例改正案が討論され、多くの議員から賛成と反対の意見が飛び交った。特に反対を表明した筒井寛氏は、「今この時期に議会経費の増額を求めるのは市民感情に反している」と指摘した。この発言に対し、賛成派の議員は「議員の資質向上には必要な経費である」と応じ、議論は白熱した。最終的に、この条例は賛成多数で可決された。
さらに、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書案は賛成少数で否決された。意見書に対しての賛否が分かれた理由としては、特に予算面や行政の適切な対応が求められるとの意見が挙げられた。
また、令和3年度一般会計補正予算(第8号)には、感染症対策にかかる経費が増額され、教育面でも感染症対策として空気清浄機の導入が決定された。