令和2年第5回香芝市議会臨時会が11月25日に開催された。
この臨時会では、主に新型コロナウイルス関連の議案が審議された。
福岡憲宏市長が冒頭で、新型コロナウイルス感染症の検査体制について言及し、地域医療機関との連携を強化する考えを示した。
市長は、北葛城地区医師会と協力し、ドライブスルー方式の検査センターを開設したと述べた。市民の検査負担を軽減し、迅速な対応を図ることが目的だという。
続いて、第10号議案である令和2年度香芝市一般会計補正予算(第9号)の専決処分について、承認が求められた。
この補正予算は新型コロナウイルスへの対応として、医療体制の環境整備や検査を支援するためのもので、歳入歳出にそれぞれ1,621万5,000円を追加し、総額は352億1,151万7,000円となる。
詳細について質疑が行われ、中谷一輝議員は、この予算の詳しい使途を求めた。これに対し、滝村豊福祉健康部長は、医師会との連携や、発熱外来認定医療機関の指定について説明した。
次に、特別職及び一般職の職員の給与に関する条例改正が提案された。給与の期末手当支給割合の引下げが行われ、特別職は0.05か月、一般職は0.05か月分の引下げが提案されている。
また、香芝市議会の議員報酬や手当に関しても一部改正が提案された。
この改正について、議会は全員の賛成を持って進められる見込みで、今後も市政の透明性を保ちながら市民に寄り添う落实を行うとする考えが示された。
福岡市長は、今後も事業計画や予算編成にしっかり取り組むと語り、市民の理解を深めるための活動を続ける意義について触れた。
最後に全ての案件が審議され、承認が得られた後、臨時会は閉会された。市長からも改めて市民や議員への感謝が表明された。