香芝市議会が12月に開催した会議では、市の様々な施策が議題になりました。この会議では、特に地域防災計画や災害備蓄物資の管理、自助・共助の強化、そして市内事業者の支援策について多くの意見が交わされた。
まず、香芝市地域防災計画については、最近の自然災害や新型コロナウイルスの影響を受けて、見直しが必要と強調された。例えば、避難行動要支援者に対する支援策の強化が求められており、地域住民による自主防災組織の役割が重要視されています。市としては、令和4年度に行う防災会議で定期的に修正を行う方針を示しました。
次に、災害用備蓄物資の確保状況についての報告もありました。市は、想定最大避難者数に見合った食糧や飲料水の備蓄を行っており、現在、安全確認が行われている物資を受け、段ボールベッドや液体ミルクの活用方法についても検討していく方針です。
そして、香芝市の土地有効利用についても議論され、特に五位堂地区の市有地活用が注目されました。今後、事業化する際には民間事業者との対話を重視し、地域全体の発展に寄与する土地利用を模索していく方針が共有されました。
また、通学路における児童の安全対策も重要な議題でした。市内の通学路では、地域住民の見守り活動や警察との連携強化によって安全性を確保する取り組みが進められています。市は、現状の報告をもとに今後も継続的に安全確保に努めていくことを確認しました。
さらに、遊具の老朽化に関しても問題提起され、安全対策として今後の維持管理体制の見直しが求められています。特に高齢者や身体が不自由な方の避難を確保するための取り組みが急がれています。
市としては、自助と共助の観点から、様々な施策を拡充し、地域の防災意識を高めていく必要があるとの認識が共有されました。