香芝市議会は令和3年第3回臨時会を5月28日に開催し、重要な議題を取り上げた。
主な議題には再議第1号と発議第7号が含まれ、議論が交わされた。議長の川田裕氏は、会議の開会を宣言し、全ての出席者に規則の遵守を求めた。特に新型コロナウイルス感染症に関する指示も出され、感染対策を強化する意向が示された。
議会運営委員会の河杉博之委員長は、発議第7号の議案を即決で本会議に付託する意義を強調した。これは再議に付された発議第4号の修正に関連するものである。漏れている点の指摘とともに、議会の方針に沿った迅速な対応が求められている。
対する筒井寛議員は、追加議案に対して緊急性が欠けるとの主張を展開。発議第4号の再議にあたっては、その内容が法的に無効だとし、議会側の責任をも指摘した。また、発議第7号が新たな基本条例案であることを指摘し、議会の透明性に疑問を呈した。
これに対し、教育委員会の芦高清友議員は、緊急性が求められる状況であることを理解し、賛成討論を行った。彼は新型コロナ対策としての議会基本条例の必要性を訴えたが、賛否を巡る意見の対立は収まらなかった。
その後、発議第7号は可決され、再議第1号に関する議決も採決が行われた。結果、発議第4号は提案の通り否決された。市の福岡憲宏市長は、議員各位の協力に感謝し、今後のワクチン接種の進め方についても触れた。
この臨時会では、新型コロナウイルスに対する対策が強調され、議会基本条例の策定については今後も議論が続くことが予想される。