令和4年第2回香芝市議会臨時会が令和4年4月13日に開催された。
本臨時会では多数の重要議案が審議された。議長の川田裕氏は、議員や理事者に向けて開会の挨拶を行い、協力を呼びかけた。さらに市職員による人事異動が行われ、255名の職員が新たな体制で業務にあたることを報告した。
主要な議案としては、香芝市税条例の改正が提案され、財務局長の楠本視和氏がその内容を詳述した。具体的には、地方税法の改正に伴う固定資産税に関する特例措置の導入や、特定の土地の税負担の軽減について説明があった。楠本氏は「今後の財政に影響はない」と強調し、市民への配慮がなされた改正であると説明した。
また、香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の改正案も提出され、これが職員のモチベーションに影響を与えるとの懸念が示された。質疑では「公務員の賃下げの押しつけはやめるべき」との意見や、コロナ禍での公務労働の重要性が指摘された。この改正案に対する賛成・反対の意見は分かれた。
さらに、議会では新議長と副議長の選挙も行われ、川田氏が新しい議長として再選された。副議長には下村佳史氏が選出された。議会運営委員長の河杉博之氏は、「市民のために力を尽くし、議会が果敢に運営されるよう尽力する」と述べた。
その他、県の清掃事務組合や消防組合の選出も議題に上がり、議会の役割の重要性が再確認される場面も見受けられた。最終的に、議会は一日で全ての案件を無事に審議し、閉会した。