香芝市の令和元年第5回定例会では、さまざまな議題が取り上げられた。
まず、香芝市の防災対策が重要なテーマとなり、浸水想定区域や土砂災害警戒区域に関する世帯数についての確認が行われた。現地での周知方法にも配慮し、新たな防災マップを作成し配布することにより、地域住民への意識向上が図られることが期待されている。
次に、文化活動に関しても同様に議論が行われ、公民館活動の歴史や現在の活動状況が説明された。香芝市中央公民館では98団体が活動しており、今後は市民の文化活動の促進を目的とした香芝市文化協会の設立が提案され、教育委員会からサポートが行われていくという方針が示された。
また、抗体検査と予防接種を無償化する施策が報告され、風疹や手足口病の発生状況についても言及があり、市内でも感染症対策を強化する必要があると認識されている。今後も周知徹底を図り、予防接種の受診、意識向上に努めていく方針が確認された。
最後に、消費税増税に伴うプレミアム商品券について、利用者があまり知らない状況もあり、早期からの周知徹底が求められている。また、地域経済活動の喚起を意図した施策として、ターゲットが明確でないといった課題に直面しているとの旨も報告された。
災害や感染症、地方経済の活性化に向けて香芝市がどのように対策を講じるのか、今後の動向が期待される。