香芝市議会は、令和4年第5回定例会において新型コロナウイルス感染症や子育て支援、ヤングケアラーへの対応などについて議論を行った。特に、乳幼児健診について尋ねた中山 武彦議員は、コロナ禍における健診の実施状況に対し、受診率が高いことを示し、通常通りの体制が取られていることを確認した。
新型コロナ感染の状況は依然として厳しく、健康部は感染対策を講じつつ、乳幼児健診を実施している。健診の際は、来所者の健康状態を見るために検温や健康チェックを行い、訪問時の消毒作業なども厳重に行っている。福祉部は、コロナ禍においても相談窓口を設け、現場対応を続けるとした。
また、子供たちの発達に影響が出ているとの懸念もあり、特に家庭や学校問題として現れやすい。注意深く観察し、必要に応じて支援することが求められる。
ヤングケアラーについての相談は年々増加しており、教育部では中学校で独自の調査を実施、西部地域での取り組みが評価されている。市は、福祉部と連携しながら、相談員を増やす方針である。
さらに、香芝市の生活支援においては、フードバンク活動が行われている。特に、地域の小規模な団体と連携し、求められる支援物資を届けるための活動が行われている。困難に直面する世帯には、個別に対応し、定期的に声をかけるなどの支援を続けている。
新たな取り組みとして、孤独や孤立を防ぐための施策も示され、地域の福祉と社会的つながりを重視することが議論された。街づくりに合わせた、長期的な視点が求められている。各課が連携し、支援が行き届かない世帯へのアプローチを強化することが求められている。