香芝市議会(令和元年第4回定例会)が開催され、各議員が重要な問題について質問を行った。
まず、香芝市のシティプロモーションについて取り上げられ、県下でモデルとしての施策が行われていることが確認された。市は「みつばのかしば」というブランドを掲げ、新たな魅力を発信しながら、住民の定住を促進する方策を進めるという。地域の文化や産業、自然環境を生かした魅力創出が求められる。
次いで、災害対策に関する議論が行われた。市では、災害時に迅速に対応するため、危機管理監の専任や危機管理室を設置したことが強調された。これにより、スピーディーな災害対応が可能となり、職員の意識も高まったとのこと。特に、災害時に避難所となる学校の体育館についても、耐震化が完了し、今後も安全点検とともに備蓄品の見直しが行われる予定だ。
さらに、8050問題やひきこもりに対する支援や、消費者問題、公共施設の活用など、各議員から示された問題提起にも関心が寄せられた。若者の就労支援については、サポートが厚生労働省の委託事業として進められており、地域のサポート体制が強化されている。
教育分野では、冷房設備の設置についても報告があり、教室へのエアコン設置が完了したことが報告された。今後は、トイレの洋式化率を拡大するための改修も検討されており、学校や教育現場の環境整備が進められている。
一方で、香芝市では地域防災計画が進行中であり、その普及とともに、地元自治会との連携強化に向けた取り組みも必要であるとされている。市民との接点となる人間関係の構築が重要視されており、特に高齢者や障碍を持つ方々への配慮が求められる。