令和元年第6回香芝市議会定例会では、多くの議題が審議にかけられ、重要な改正案が通過した。中でも、香芝市一般会計の補正予算や、各種条例の改正が焦点となった。
特に、香芝市一般会計補正予算については、民生費や教育費を中心に4億631万円余りの追加が提案され、歳入対策は地方特例交付金や市債によるものとされた。福守教育部長は、トイレ整備が進むという情報を提供し、真美ヶ丘東小学校での洋式トイレ化が100%達成される見込みであることを説明した。
また、香芝市の特別職非常勤職員の報酬関連条例の改正が提案された。守田副市長は、今回の改正が市の実情に即したものになることを強調した。一方で、香芝市の上下水道事業と監査委員条例に関しては、地方自治法改正に伴う規定の適用が求められた。この点については、鎌田副市長から詳細な説明が行われ、安全性の確保と適切な施行を求める声が上がった。
香芝市の総合体育館については、耐震及び大規模改修工事が進行しており、更新後には集会やイベント時の機能も充実させる計画があったことが示唆された。福森教育部長は、施設の利便性向上を図るための意図を説明し、一部議員からも使い勝手の向上に期待する声が上がった。ただ、この計画には一部課題が残されており、障害者の障壁を克服するための設計が必要との意見もあった。
また、会期中には、「あおり運転」に対する意見書が提出され、厳罰化に向けた法改正の必要性が議論された。中山議員は、あおり運転の厳正な取り締まりについている実態に触れ、国民の安全を確保するための積極的な対策が求められると述べた。その他にも、条例改正案や補正予算について質疑が行われ、香芝市の今後に向けた取り組みが示された。