令和2年第6回香芝市議会定例会において、議員たちは様々なテーマに関して一般質問を行った。
特に通学路の安全確保が強調され、議員たちは市内の通学路における安全対策を求めた。関議員は通学路の狭隘さと児童の安全確保について、具体的な指摘を行った。教育部次長の澤和七氏は、地域の見守り活動や通学路交通安全プログラムの重要性を挙げ、さらなる改善に向けた取り組みを約束した。
次に、マイナンバー制度の普及についても言及され、香芝市のマイナンバーカード交付状況が紹介された。市民環境部長の南浦幸次氏は、交付率が26.85%であり、ナラ県平均をわずかに下回っていると述べ、マイナンバーカード制度のメリットを広く周知していく必要性を訴えた。さらに、今後の取り組みとして休日窓口の開設や無料写真撮影サービスの拡充が検討されているとした。
心の健康支援に関する議論も行われ、福祉健康部理事の黒越頼雄氏は、ニートやひきこもり対策として地域での相談支援体制が整備されていることを説明した。地域と連携し、支援の輪を広げることが今後の課題として強調された。
また、公共交通の整備については、デマンド交通やコミュニティバスの改善が求められ、地域の声を反映させるための機会を設けるべきではないかといった意見が出される中、管理監の笠屋眞一氏は、今後活性化協議会での協議の重要性を述べた。
更に、防災に関する質問では、避難所の収容人数の減少や新型コロナウイルス感染症対策が必要であることが指摘され、避難所の整備状況や課題についての詳細な説明が行われた。健康危機が存在している中で、災害と感染症の複合的な問題にどう対処するかが市の重要な課題として浮かび上がっている。
最後に、施政方針に基づく予算編成に向けて、各議員の質問に対して市側は真摯に応え、今後の施策を一層推進する意向を示した。