令和元年9月東御市議会定例会が行われ、議論の焦点となったのはワインツーリズムと地域防災、認知症対策などである。特にワインツーリズムについて、東御市では新たに10社目となるワイナリーが開業する見込みで、他市町村とも連携をしながら観光資源を最大限生かすことが強調された。
先日開業したシャトー・メルシャン椀子ワイナリーは、地域のワイン観光拠点として期待されている。市は、ワインツーリズムを推進する一方で、各観光地との連携を図り、観光客に魅力的な周遊を提供することが重要であると認識している。観光二次交通の試行も続いており、ワイナリーへの客を増やす施策が評価されている。さらに市のスポーツ関連施設も利用者を集める努力を行っており、地域の全体的な活性化につながることを期待されている。
一方、地域防災に関する取り組みも重要なテーマである。特に、消防団が組織再編を行い、より多くの人々が積極的に参加することが求められている。地域の団体やボランティアとの協力により、地域の防災意識を高めるための努力が続けられている。また、認知症防止や早期発見に関する施策も展開されており、地域包括支援チームが中心となって支援活動が行われている。こういった施策は、地域住民が主体となって取り組むことが重要で、地域の結束を強化していくことが期待されている。
議会では、特にエアコンが設置されたことによる教室環境の改善が報告され、教員や生徒の満足度向上が確認された。今後の改良点についても話し合われ、教育委員会は引き続き教育環境の整備に注力していく姿勢を示している。