令和6年第1回軽井沢町議会定例会が8月8日に開催され、各議案が審議された。
議事では、重要議題の一つとして令和6年度軽井沢町一般会計補正予算が提案された。この補正予算は、低所得者支援給付金や定額減税補足給付金が国庫補助金からの収入を含む形で増額されている。
また、土屋三千夫町長は、先月3日に軽井沢プリンスホテルで開催された「軽井沢ゆうすげの集い2024」について触れ、参加者は約400名にのぼり成功裡に終わったと感謝を述べた。さらに、昨年の夏期大学では673名が参加し、多彩な講師による講義が行われたと紹介。
町長は広報施策として、毎月の定例記者会見を開始し、町の情報を積極的に発信していくことを強調した。この会見では軽井沢ゆうすげの集いや庁舎改築の進捗状況について報告が行われる。
その後、具体的な議案提案として、補正予算の65,000,000円の内訳が示され、経費の増加が必要とされる具体的な理由も明示された。特に、低所得者支援給付金事業、高額化する施策に対する対応が必要とのこと。
さらに、木もれ陽の里の加圧ポンプユニットの交換計画についても言及され、早期の発注が求められた。経年劣化による故障のリスクが高まり、代替品が必要であるとの評価がなされた。
議会では、予算案に関する質疑が行われ、複数の議員からの具体的な質問が飛び交った。眞島聡子議員からは、所得税と住民税に関連する給付金について問いかけがあった。
特に、定額減税の補足給付の詳細について確認が求められる場面もあり、総務課長が具体的な基準日や支給対象者について回答を行った。この補正予算が通過することで、減税分の対応がより迅速に行われることが期待される。
最後に、議案は異議なく可決され、町長が今後の事業実施の決意を改めて示した。議員らは全員挙手で議決を行い、会議は散会となった。議長は議会の終了を宣言し、懇親会の促しで締めくくった。