令和6年6月24日に行われた佐久市議会第2回定例会では、様々な議案について質疑が行われた。
特に「佐久市営住宅条例の一部を改正する条例」についての質疑が注目された。議案第57号に関し、24番の高橋良衛議員が、連帯保証人の要件を改める必要性を問うた。これに対し、小池誠建設部長は、連帯保証人を複数名から1名に減らすことで入居希望者の負担軽減を進めると説明した。
高橋議員は連帯保証人がもたらす財政的な影響についても質問を重ねた。市長からは、過去3年間で連帯保証人を通じて解決された滞納金が100万円を超えることもあり、連帯保証人の存在が有用であることを強調された。また、連帯保証人の廃止が各自治体で滞納率に及ぼす影響についても言及され、慎重な対応が求められた。
別の議案では、防災行政無線の設備更新に関する議案第60号が取り上げられ、内藤祐子議員が新たな設備の効果について質疑を行った。総務部長の重田善行氏は、音声の認識性を改善する機能が新設備に備わっていることを説明し、従来の問題を解決することにつながると述べた。
その他にも、市営住宅の入居条件や環境への配慮を通じて、公共サービスの充実に向けた議案が続々と提出された。また、議案委員会への付託や陳情の付託についても確認され、本日の日程が終了したことが告げられた。