令和4年6月、東御市議会が開催され、一般質問が行われた。今回の議題は、帯状疱疹ワクチン、保育園の状況、不登校の現状など多岐にわたる。
まず、帯状疱疹ワクチンについての質問があった。西山 福恵議員は、本市における罹患者の現状とワクチン接種の状況を問うた。健康福祉部長の小林 秀行氏は、帯状疱疹の罹患者数は、令和元年度に34件から令和4年度の4月・5月には6件に減少していると説明した。また、ワクチン接種は東御市民病院で行われ、令和4年度に11回の接種があったと述べた。小林氏は、助成制度については現段階では考えていないが、国の動向を注視する意向を示した。
次に、保育園の状況について、西山議員は使用済み紙おむつとほ乳瓶の取扱いについて尋ねた。小林氏は、使用済み紙おむつは毎日持ち帰ってもらう必要があるため衛生面での対応を課題にしていることを述べた。また、使用済みほ乳瓶は保育士が水でゆすいで持ち帰らせているとのこと。
さらに、保護者の育児休業取得による在園児の退園についての質問が続いた。小林氏は、育児休業中でも保育が必要な場合には柔軟に対応し、相談を受ける体制を整えていると説明した。ただし、受け入れ枠を増やすことは難しいとしながらも、私立保育施設においては新たな受け入れ枠が増えたことを報告した。
不登校の現状に関しても多くの質問が寄せられ、生徒の不登校が増加していることが懸念された。議員は、地域全体で子供の教育と成長を支える環境作りの重要性を訴え、子どもサポートセンターの役割についても問われた。
また、読書活動推進計画についても、教育委員会から具体的な取り組みと進捗状況が報告された。地域住民の協力を得ながら、学校図書館関連の環境整備を進めている。
その他、移住促進のための空き家活用状況や宅地開発業者とのトラブル防止策についても質疑が交わされた。議員たちは、地域振興には多様な施策が求められ、特に観光や移住希望者への対応が急がれるとの見解を示した。