令和4年3月、東御市議会は定例会を開催し、多数の議案を審議した。特に注目されたのは、令和4年度の一般会計予算のほか、東御市地域猫活動支援基金条例や、多くの条例改正案が提出された点である。
議案第2号では、令和4年度の一般会計予算が提案され、その内容に関して質疑が行われた。田中博文議員は、「広報事務諸経費の増額理由について」と質問。企画振興部長の小菅武志氏は、放送設備の保守管理委託料が600万円増加した理由として、新システムの導入を挙げた。
また、議案第25号の国民健康保険税条例の改正に際し、市毛真弓議員は未就学児の軽減対象の再評価を提案した。市民生活部長の柳澤秀夫氏は、制度の改善案についての詳細を説明し、更なる改正の必要性についても言及した。
議案第20号である地域猫活動支援基金条例は、地域内での野良猫問題への関心の高まりを受けて提出されたものである。市民による不妊・去勢手術への補助を行うことで、地域住民が協力し合う新たな施策を目指している。
さらに、令和3年度の一般会計補正予算(第16号)も議題に上がった。これは国補正予算による地方創生拠点整備交付金に基づくもので、移住体験施設の整備が主な目的とされている。総務部長の山田正仁氏は、今後の展開に期待を寄せた。