令和4年6月14日に開催された東御市議会の定例会では、各議員から多岐にわたる一般質問が行われた。
最初に田中博文議員は東御市のホームページについて言及した。市民から分かりづらいとの指摘を受け、田中議員は自身の旅行経験をもとに市のウェブサイトの改善を求めた。その際、前年までのホームページ閲覧数の推移を引用し、改善の必要性を強調した。企画振興部長の井上祐一氏は、「近年のアクセス数は増加傾向にあり、平成30年度の約33万人から、令和3年度には約49万人へと増えた」と述べ、現在のウェブサイトはモバイル端末にも対応していると回答した。
次に、医療的ケア児への支援についての質疑が行われた。佐藤千枝議員は、医療的ケアを必要とする子どもたちへの支援策が不十分であると指摘した。高齢者や障がい者の支援体制が強化される中で、医療的ケア児の受け入れ体制の整備が求められている。健康福祉部長の小林秀行氏は、「新型コロナウイルスにも影響されながら、必要な支援を模索している」との見解を示した。
さらに、物価高騰に対する地方創生臨時交付金の活用について、高木真由美議員が質問した。物価高騰が家計に与える影響について指摘し、市が進める支援策を具体的に求めた。産業経済部長の瀬下澄仁氏は、各種経済支援策や地域交通の支援について言及し、特に交通業界や農林業の支援が重要であると強調した。
また、東御市総合福祉センターの利活用に関する質問が市毛真弓議員からなされ、福祉センターの役割と機能についての再検討が求められた。福祉部長の小林氏は、「高齢者圧倒的に多様化するニーズを受けて、福祉サービスの再構築をしていく必要がある」と答え、今後の方針を伝えた。