令和3年12月10日、東御市議会は第12回定例会を開催しました。
議事では、数件の条例案や予算の補正議案が審議されました。
最も注目を集めたのは、東御市総合交流促進施設条例の改正に関する議案第97号です。
窪田俊介議員は、梅野記念絵画館の観覧料引き下げとふれあい館の新設使用料について、今後の目的を問いました。
これに対し、企画振興部長の小菅武志氏は、鑑賞料の引き下げの理由として、地域の美術館との価格均衡を目指したことを挙げました。
また、ふれあい館の使用料については、これまでの無規定を改め、文化会館と同額に設定されるとしました。この改正により、文化施設を利用しやすい環境を整え、地域とのつながりを強化し、さらなる利用促進を目指す方針が示されました。
次に、議案第98号では、東御市国民健康保険条例の一部改正が提案され、質疑なしで社会文教委員会に付託されました。
第99号、特定教育・保育施設に関する基準改正案も同様に速やかに付託されました。
次に、家庭的保育事業に関する基準改正、上田地域定住自立圏形成協定に関する変更議案が審議されました。
議案第102号では、湯の丸高原テレワーク施設の管理者指定が提案され、進捗状況や施設の利用見込みについての質疑が行われました。
特に、産業経済部長の瀬下澄仁氏は、進捗が良好であることを強調し、来年度には約800人の利用者を見込むとして、期待感を示しました。
さらに、令和3年度一般会計補正予算や特別会計補正予算が上程され、灯油購入費に対する助成についての質疑が行われました。
助成対象となるのは75歳以上の非課税世帯で、約1,500世帯が対象となり、一世帯あたり1万円の助成が行われる予定です。
議会では、これらの議案への質疑の後、総務産業委員会および社会文教委員会へ付託することが決定され、今後の審議へと進むこととなりました。
市民の関心が高まる予算と条例の改正について、議会は重要な役割を担っていることが示されました。