令和4年11月23日、東御市議会第2回臨時会が開会した。
新型コロナウイルスの影響により市民に不安を与えたことを受けて、議長の長越修一氏が謝罪した後、会議日程が報告された。
その後、議案第78号から第80号までの一般会計補正予算に関する提案が行われ、特に議案第78号では、住民税非課税世帯に対する緊急支援給付金が1世帯あたり5万円支給されることに焦点が当てられた。この補正予算は、国・県からの支援に基づくものであり、総額154億9,710万9,000円となる。
また、議案第79号では、オミクロン株対応のワクチン接種に必要な経費として639万4,000円が 新たに追加されている。
さらに、議案第80号では、社会経済活動を維持するための事業に対しての補正が提案され、特に医療と福祉施設への支援が必要とされていることが強調された。
これらの議案は質疑を経て、全て原案通り可決された。特に、議員の高木真由美氏が非課税世帯の申請時期と支給時期について質問し、健康福祉部長の小林秀行氏は、国からの給付は今月末に案内を発送し、支給は12月下旬を予定していると説明した。
次に、議長辞職の件が議題に挙がり、長越修一議長が辞職願を提出した。これに対し、議会では異議なく承認され、新たに中村眞一議員が議長に選任された。この選任後、中村議長は、議会の健全な運営に向け引き締まった態度で職務に取り掛かることを表明した。
続いて、副議長の選挙が行われ田中信寿議員が選任された。副議長選任に際し、副議長職を務めた佐藤千枝議員が退任の挨拶を行い、議会の活動の継続と活性化への協力を要請した。
会議の最後には様々な委員会および議会議員の選任が行われ、特に議会広報調査特別委員会や予算決算特別委員会においては、それぞれの委員長が選出され、市政発展へ向けた決意を表明した。