令和3年6月17日に行われた東御市議会の定例会では、いくつかの重要な議案が上程され、多くが原案通り可決された。
特に注目されたのは、令和3年度の一般会計補正予算に関する議案である。この補正予算は合計で1,844万2,000円が追加され、総額は156億2,341万3,000円に達する。特に、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金など、支援策が盛り込まれた。
健康福祉部長の小林秀行氏は「特定貸付制度を利用できなくなった世帯に対して支給を行います」と説明した。また、ワクチン接種の体制整備に必要な費用も予算に含まれ、地域住民への支援が期待される。
次に、議案第55号の令和3年度一般会計補正予算についての質疑では、市毛真弓議員が質問を行った。特に「子育て世帯向けの生活支援特別給付金について詳細を知りたい」と述べ、市内のひとり親世帯に対する支援が強化されることなどが確認された。
また、スポーツ交流の促進を図るための湯の丸高原スポーツ交流施設指定管理者の選定についても議論がなされ、運営の透明性を確保するための説明が必要とされる場面も見受けられた。複数の議員がこの件に関心を寄せ、地域活性化の観点からも重要性が強調された。
最終的には、和児童館建設工事請負契約も承認され、地域の教育環境の向上に寄与することが期待されている。総じて、議会においては市民生活の向上を目指す施策が次々と承認され、今後の取り組みに注目が集まる。