令和5年9月7日、東御市議会の定例会が開かれた。
本日は多くの議案が審議され、様々な重要なテーマが扱われた。特に、令和4年度の一般会計決算認定に関する質疑が注目された。
市毛真弓議員は、決算説明資料に基づき、緊急告知防災ラジオの更新について意見を述べた。議員は、配布されたラジオの性能の良さを称賛し、奈良原地区の市民に好評であると伝えた。市民生活部長の小松信子氏は、更新における課題として一部の市民からの不要申出があることを挙げ、今後の啓発活動に努める意向を示した。
また、観光地域づくりに関する質疑では、ジャンル別の駐輪ポート設置状況が説明された。産業経済部長の瀬下澄仁氏は、田中駅など5か所に設置された駐輪ポートの状況を報告し、特に近年の利用実績が増加していることを強調した。令和4年度は119回の利用が確認され、令和5年度もすでに130回を突破している。
次に、議案第58号、令和5年度介護保険特別会計補正予算についても承認が求められ、質疑が行われた。この中で副市長の田丸基廣氏が補正予算の必要性を訴え、地方財政への影響を懸念する声も上がった。
さらに、請願第6号及び請願第7号に関する議論も白熱し、教育関連の支援の充実が求められた。滝澤栄一議員が説明した請願内容は、少人数学級の推進や教育予算の増額、へき地教育に対する手当の改善を求めるものであった。参加議員からは、教育の機会均等の重要性が指摘され、今後の提案に期待が寄せられる。