令和元年12月12日、東御市議会での質問では、特設プールなどの施設利用状況が注目されている。田中信寿議員は、台風19号の影響を考慮し、被災者への配慮を示した上で、特設プールの運営健康財源について具体的な質問を行った。
特設プールは、これまでに約1,525人の利用実績があり、専門家の合宿なども行われ県外からも訪れるようになった。しかし、寄附の不足から運営コストの捻出に課題を抱えている。
寄附に関する問題は特に企業版ふるさと納税の影響が大きい。目標達成が困難であり、今後も起債を利用する予定であることが報告された。寄附金の確保は市の重要な課題であり、今後は新たな企業へのアプローチが求められる。
一方、湯の丸高原のスポーツ施設整備計画についても議論された。アクセスの良さと環境の整備が進む中、特にトレーニング施設としての需要が増加すると見込まれている。市長は、東京五輪後も選手たちによる利用が継続される視点を強調し、湯の丸を高地トレーニングの聖地にする意義を再確認した。さらに、選手の活躍が地域の観光振興に繋がる期待も語られた。
ここで、新たに求められているのは湯の丸での利用促進と地域活性化への取り組みである。市内外からの集客を図るため、地域全体でのPR活動の強化が求められている。コミッションの設立やスポーツイベントの開催を通じて、地域との連携強化を進める必要がある。
また、関係人口の創出と地域活用の内容についても触れられた。市内の地域資源を活用し、様々な形で人を市に呼び込むことの重要性が確認された。地域に深く関わる人々、すなわち関係人口を増やすことで、地域の文化や経済に寄与し、持続可能な発展が見込まれるという意見が多く寄せられた。