令和2年3月、東御市議会において、重要な議題が取り上げられた。議長である横山好範氏の開会宣言後、各議員が台風19号災害に対する復旧状況や地球温暖化対策などについて議論を交わした。
特に、台風19号災害の復旧状況については、佐藤千枝議員が質問を行い、市の復旧の進捗と今後の見通しを確認した。都市整備部長の土屋親功氏は、被災した橋梁7カ所のうち田中橋が3月18日までに開通予定であることを述べた。また、市が管理する6橋の復旧工事が進む中、河川の安全性を高める施策が進行中であると強調した。
続いて、地球温暖化問題に関して佐藤議員は、災害の増加が温暖化に起因すると指摘。市民生活部長の塚田篤氏は、地域運動の意識を高め、市民が貢献できるような仕組みづくりの重要性を強調した。さらに、長野県の「気候非常事態宣言」に賛同し、地域防災計画との連携が進められていることが明らかになった。
子育て・教育支援策について、佐藤議員は医療費の助成や自由保育プログラムの成果について質問した。教育福祉部長の吉澤健二氏は、自由保育が保護者から良い評価を受けていることを述べ、教育方針の変化に対する意義を説明した。
新型コロナウイルスへの対応については、議員らが市の感染症対策の現状を尋ね、市長の花岡利夫氏は、感染拡大防止策について全面的に取り組んでいると述べた。また、公共施設への手指消毒剤の設置や、市民への周知活動の重要性が強調された。