令和5年9月22日、東御市議会は9月定例会を開催し、多数の議案が審議されました。特に人権擁護委員候補者の推薦について2件の議案が提案され、質疑や討論なく原案通り同意が得られました。これにより、候補者の公正な選定が図られました。
次に、東御市集落広場施設条例の改正に関する議案も同様に迅速に可決されました。これは施設設置から28年が経過したことを受け、見直しが必要とされたためです。さらに、公費負担に関する選挙運動の条例改正も承認され、選挙経費の適正化が期待されます。
また、犯罪被害者等支援条例の新設も議論され、犯罪被害者の早期回復と権利保護が目的です。高木真由美社会文教委員長は、地域での安心づくりに資する重要な施策であると強調しました。
予算関連では、令和5年度の一般会計補正予算が承認され、特別会計に関しても同様に原案が可決されました。特に、農業用生産資材価格高騰対策事業補助金が注目されています。市民からの要望に基づき、適切な周知が必要と市毛真弓議員が指摘しました。
さらに、令和4年度の各種決算認定についても議論がなされました。消防団の活動などに関連する意見もあり、これらの決算が今後の市政運営に活かされることが求められました。
最後に、少人数学級の推進と教育予算の増額を求める請願書及び「へき地教育振興法に鑑み、へき地手当等の支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を求める請願書が全会一致で採択されました。教育格差の是正に向けた重要な一歩として位置づけられ、市議会からは教育制度の充実が強く求められています。