令和3年5月20日、箕輪町議会は臨時会を開催し、重要な議案に対する審議が行われた。新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、急務である補正予算の可決が求められている。
この臨時会では、まず令和3年度の補正予算として570万円の追加予算が提案され、承認を得た。白鳥政徳町長は、「歳入は新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金」と説明した。また、就職活動に必要な支援を提供するための補助金なども盛り込まれている。
さらに、地方創生テレワーク交付金事業に関する議案も提出された。これにより、旧東部診療所を改修し、関係人口の創出を目指す。契約金額は8,800万円で、改修工事の内容には、コワーキングスペースやマッチングスペースの設置が含まれている。町長は「地域の活性化を図るため、利用しやすい施設を作ることが重要」と強調した。
また、この日程では財産の取得についても審議。箕輪町消防団第1分団の消防ポンプ自動車が更新される予定で、落札額は2161万5千円だ。町の安全を守るための重要な施策であり、議員たちからも賛成の意見が多く寄せられた。
議会での意見交換に際しては、特に新型コロナ対策の重要性が強調された。質疑では、寺平秀行議員が「備蓄品の管理や配布の方法を明確にする必要がある」と質問。町長は「状況に応じて柔軟に対応したい」と応じた。