箕輪町の議会では、令和6年3月6日、定例会が開催され、複数の重要な施策に関して議論された。
今回の会議で特に注目されたのは、「防災・減災対策」「女性の視点からの避難所運営」「教育と子どもに関する施策」の3つのテーマである。
まず、防災・減災対策について、北野めぐみ議員は女性の視点からの提案を行い、防災部署における女性職員の配属が不十分であるという現状を指摘した。防災・減災対策は全体で進めてはいるものの、特に女性の視点を活かした避難所運営や其の時に必要な物資の備蓄に関する議論が進められている。
白鳥町長は防災対策への取り組みを重視しつつも、「現時点では男女を意識する必要はない」との認識を示した。また、避難所運営においては地域の声を聞くことが重要であって、今後は専門委員会などで意見集約を図るとの意気込みを語った。
次に、教育に関しては、町の子どもの家庭に対する施策についての意見が交わされた。特に、多文化共生に支援をしている中で、外国籍の子どもたちが安心して教育を受けられるような環境整備が求められる。教育長は国籍が異なる児童生徒数の増加を紹介し、円滑な教育を保証するための施策も必要であるとの考えを示した。教育の現場では、日本語指導教室の設置が進められており、外国籍の子どもたちの言語的な壁を取り除く努力が続けられている。