令和5年3月7日に行われた箕輪町議会の定例会にて、多くの議題が取り上げられ、各議員から経済、社会福祉、教育に関する重要な問題が提起された。
特に経済対策に関しては、町長が町の持続可能な成長を目指していることが強調された。町は、新型コロナウイルス感染症や物価高騰による影響に迅速に対応し、商工業の振興やデジタル化推進に取り組んでいることが報告された。具体的には、DX推進に向けた補助金制度が整えられ、商業、工業全体の活性化が図られている。町長は「生き残る町ではなく、勝ち残る町にする」とし、地域の将来に向けた強い意志を述べた。
また、生活困窮者への支援についても多くの議論が交わされ、特に重層的支援体制整備の必要性が強調された。町内の外国人住民が増える中で、コミュニティの中で必要なサービスが提供されるべきとの意見があり、町としても通訳を含めた支援体制が重要であることが確認された。日本語教室の設立も計画され、多文化共生が進められることが期待されている。
加えて、消防団活動については、団員減少の問題が指摘され、機能別消防団の導入が今後の課題として挙げられた。災害にも迅速に対応できる体制が求められており、地域のボランティアとの連携も視野に入れた方策が検討されるべきだとの意見も寄せられた。