箕輪町の第12回定例会が開かれました。本会議では、各議員が地域の課題や施策に関する問題を取り上げ、町長に対してさまざまな質問が行われました。最初の質問では、天竜公園のトイレ改修の必要性が強調されており、町長は早急な対処を約束しました。
次に、地域公共交通のみのちゃんバスについての運行状況や利用者の推移が議論されました。現在の利用状況では、年々利用者数が減少傾向にあり、人口減少や高齢化が影響しているとされました。議員はデマンドタクシー導入など新たな交通手段の必要性を訴えました。町長は今後の交通会議での協議を示唆し、国や県との連携を必要とする意向を表明しました。
さらに、立地計画に関しても議会で各町内の防災マップ作成の重要性が取り上げられ、町長はモデル地区を参考に周知を進める方針を強調しました。また、防犯カメラ設置の進捗状況なども話題に上り、今後の管理状況に関しても課題解決につながるような提案がされました。
消防団の操法のあり方についても質疑があり、消防団員のなり手不足や希望者復活制度について議論されました。町長は消防団の活動を維持するために機能別消防団員制度を導入する計画を述べ、町のニーズに合った適切な制度の検討を約束しました。
最後に、健康づくり推進条例についても、町長が住民に周知される内容での広報活動を行う意向を示しました。特に、地産地消の推進計画として、学校給食への地元食材の利用など、健康教育を子どもたちに根づかせる取り組みが必要であるとの見解もありました。
地域の安全や健康、交通施策に向けた町の取り組みについて熱心な議論がなされ、今後の対策や方針が期待されている状況です。