令和3年12月1日、箕輪町議会は定例会を開催し、主に新しい条例の制定と補正予算案を審議した。議会は午前9時から始まり、出席議員は全員15人であった。
新型コロナウイルスの影響を受けた状況を踏まえ、町長の白鳥政徳氏は挨拶の中で、ワクチン接種の進行に伴い新規感染者が減少していることを報告した。ただし原油価格の高騰は、日常生活や産業界に影響を及ぼしていると懸念を示した。
会期は本日から12月13日までの15日間と決定された。議会の主な議題には、税に関する条例の改正が含まれており、白鳥町長は「地方税法の改正に伴う法人住民税納期限の延長に係るもの」と述べた。さらに、未就学児の国民健康保険税軽減策についても、具体的な減額内容が示された。驚くべきことに、課税額は76万5,475円の減額となる見込みである。
また、保育園設置のための条例改正についても議論が行われた。木下北保育園と木下南保育園の老朽化に伴い、新たに約200人を収容可能な木下保育園が設置される予定であり、4月1日に開園を目指す。新設は地域社会の教育環境の向上につながると考えられ、町民からの期待も高い。
そのほか、町道の整備計画も提出され、県道88号の管理体制が一本化されるプロジェクトが動いており、これにより道路改修の効率化が図られる見通しである。これらの取り組みは、防災や地域交通網の充実にも寄与するものであろう。
最後に、報告第1号として専決処分の件が報告された。道路管理の瑕疵による事故に関し、和解が成立し、損害賠償33万円が支払われることとなった。これについても、町長が説明し、類似の事故が発生しないよう対策を講じる必要性を強調した。