令和6年6月11日、箕輪町議会定例会が開かれ、様々な重要事項について審議された。
この日の会議では、地域コミュニティ活動とその課題に関する議論が多くなされた。
実際、地域コミュニティは地域の暮らしを守る基盤であるが、近年、人口減少や高齢化に伴い、役員不足などの悩みも浮上していることが指摘された。特に、小出嶋文雄議員は、地域コミュニティの加入率や運営の工夫について質問し、白鳥政徳町長は、加入状況が減少傾向にあることを明かし、各区間の連携強化の必要性を強調した。
次に、教育の分野に関して、フリースクールへの支援が重要視された。
保護者たちからは、フリースクール利用時の金銭的な負担に対する援助が求められ、教育長は、対象者の状況を把握し、検討している旨を説明した。このように、家庭における出費がかさんでいる現状において、フリースクールの存在意義が再認識されている。
また、夏に向けた高齢者対策として、エアコン購入補助の必要性や熱中症対策が議題に上がった。金銭的な支援が難しい現況の中でも、地域の高齢者を守るためには、何らかの措置が求められているとの意見が多かった。具体的には、アラーム付きの熱中症計測器導入についても提案され、町長は前向きな検討を約束した。
最後に熊出没問題が取り上げられ、住民の安全確保の観点から重要な施策が検討されていることが確認された。特に、地域の環境教育の一環として、熊との関わり方を学ぶ機会の提供が必要であるとの意見もあり、教育長が前向きに取り組む姿勢が見受けられた。