令和3年4月26日、箕輪町議会は臨時会を開催した。
議会は午前9時に開会し、全ての議員15人が参加する中、議題が進められた。
この会議では多岐にわたる議題が議論されたが、特に重要視されたのは議案第1号の専決処分。この議案は介護保険条例の一部改正に関するもので、町長の白鳥政徳氏が提案した。
介護保険法施行規則等の改正を受けて、基準所得金額の引き上げが図られた。担当の福祉課長、唐澤久美子氏は「第8段階の上限額が210万円に引き上げられ、対象となる人数は増加する見込み」と詳細を説明した。
次に、議案第2号では箕輪町税条例の改正が議題にのぼり、入湯税が引き下げられる内容が盛り込まれた。税務課長の唐澤敏氏は「日帰り入湯税を50円に改定し、観光振興を図る」と述べたが、これにより予算は1368万9000円減収となる。これを受けての予算見直しについても議論された。
そして、議案第3号では令和3年度の一般会計補正予算が提示され、歳入歳出それぞれ3656万6000円の追加が提案された。これは新型コロナウイルスの影響下における経費を一部補填するためのもので、観光促進策の一環として宿泊応援キャンペーンを行う予定であることが強調された。
この会議ではまた、新しい議長及び副議長の選挙が行われ、小出嶋文雄議員が議長、荻原省三議員が副議長にそれぞれ選出された。小出嶋新議長は「町民の生活向上に努める」と誓った。
さらに、議長・副議長辞職に伴う新たな選任、非常に多くの議題が迅速に進められ、議会活動の活性化が図られている。特に、今後のリスク管理や経営改善策についても言及され、町は新型コロナウイルス収束に向けた対策を引き続き行っていく意向である。