令和元年12月16日、箕輪町議会は定例会最終日を迎えた。議長の中澤清明氏は開会の挨拶を行い、出席議員は14人で木村英雄議員が欠席していることを報告した。
最初に常任委員長の報告が行われ、総務産業常任委員長の荻原省三氏は、各常任委員会に付託された議案や請願についての審査結果を報告した。特に、議案第1号のパートタイム職員に関する条例が原案通り可決されたことを伝え、続いてフルタイム職員についても同様である旨を述べた。また、各議案に対しては質疑がされ、討論なく可決される運びとなった。
続いて、議案第21号から第23号までの議案がまとめて審議された。町長の白鳥政徳氏は、これらの改正の目的として、人事院勧告に基づく人件費の引き上げを強調。具体的には、職員の月給を平均0.1%増額し、期末手当の支給月数を増やすことが含まれると説明した。議員からの質問はなく、その後原案通り可決された。
次の議案、令和元年度箕輪町一般会計補正予算(第4号)をはじめとする補正予算関連議案は、いずれも人件費の補正に関連しており、各議案にて額面が提示された上で承認を得る形となった。特に一般会計から人件費を補填する繰入金が注目され、議案第24号は予算通り可決された。
さらに、軽油引取税の課税免除措置に関する意見書の提出が議題に上がった。総務産業常任委員会の荻原委員長がその必要性を訴える中、反対意見も出たが、賛成多数で可決された。
最後に、選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、選考委員からの報告を受けて、候補者が全員選出され簡潔に議事が進められた。