箕輪町議会は9月14日に行われた定例会で、新型コロナウイルス対策や自然災害への備え、ブロック塀の耐震診断といった多岐にわたる議題が取り上げられた。特に、新型コロナウイルス対策としては、ワクチン接種の進捗について町長が報告した。
高齢者を中心に93%が2回の接種を終え、12歳以上の年齢層では1回目67%、2回目53%と順調な進展が見られている。今後、まだ接種が未完了の住民に向けた周知を強化する方針だ。
また、8月に起きた豪雨災害に関する質疑も活発に行われ、特に避難指示が出された状況について議論が交わされた。町長は、今回の状況で適切に避難指示が出されたが、住民が自主的に避難行動を取ることが重要だと述べた。
避難指示は富田区、上古田、下古田に発令されたが、異なる地区での判断基準についても詳しく説明した。特に、避難指示の発令が遅れた住民に対しても、適切な情報提供が必要であると認識している。
また、無災害状態を維持するためにも、警察との連携は大変重要であり、地域の役員が互いにコミュニケーションを密に図ることが求められる。
さらに、災害が発生した時に店舗が営業していると、住民に誤解を与える恐れがあり、その認識を浸透させる必要があるとされている。
町長は今後も消防団の協力のもと、各区と連携を強め、迅速な情報共有に努める意向を示した。特に、避難所の運営や被災者への支援についても継続的な見直しと改善が必要であると強調した。