令和元年9月10日、箕輪町議会において多くの重要な議題が議論された。特に議案第9号の撤回が注目を集め、町長の白鳥政徳氏がこの撤回の背景について説明したところによると、条例改正における内閣府令の誤りが影響しているとされる。町長は改めて条例改正をお願いしたいと述べ、「経過措置が設けられたことで、今年10月から始まる幼児教育保育の無償化には影響しない」と強調した。このように、議会は地域の重要な問題に迅速に対応している。
また、一般質問では中澤千夏志議員が、環境問題、特に鹿や熊との共存について取り上げた。町長は「生態系を維持しつつ、鹿や熊から住民を守る観点が必要」とし、町内の森林管理の必要性に言及した。
さらに、教育委員会は今年度の全国学力テストの結果に対し、中高校生の英語力が底上げ必須であるとの認識を示した。特に、特定の課題として書く力や話す力が弱い点を指摘し、今後の教育改革に向けて具体的な施策を講じる意向を表明した。
一方、町内の防災対策についても言及され、特に町が進める防災教育の強化が求められた。マンパワーの不足と道が狭い地域特有の問題を抱えており、地域コミュニティが一丸となって防災意識を高める重要性が議論された。