令和4年6月13日に開催された箕輪町議会では、様々な議案及び陳情が審議された。主な議題として、一般会計補正予算や災害復旧工事、教育に関する意見書提出などが討論された。特に令和4年度箕輪町一般会計補正予算(第3号)では、5,155万9,000円の増額が提案され、住民税非課税世帯等への特別給付金が重点的に配分された。
白鳥 政徳町長は、「今回の補正予算は、国の経済対策に基づいた住民支援を目指している」と強調した。これは、住民税非課税世帯に対する給付金や子育て世帯生活支援金を含むもので、多くの家庭に直接的な支援をもたらす。
次に「令和3年8月豪雨災害林道施設災害復旧工事の請負契約」について審議が行われ、契約相手の箕輪建設工業株式会社が選ばれた。工事内容としては、崩壊した林道の復旧が含まれ、工期は令和5年1月31日までとされている。
また、議案第18号では「さらなる少人数学級推進と教育予算の増額」を求める意見書が提案され、特に小規模学級の重要性が議員から指摘された。寺平秀行福祉文教常任委員長は、「日本の教育環境を改善するため、国の施策が必要である」と述べ、委員たちの共感を呼び起こした。
金澤幸宣総務産業常任委員長による「女性トイレの維持及びその安心安全の確保を求める意見書」も全会一致で採択され、これにより女性のための安全なトイレ環境が強化される見込みだ。この他、国民健康保険についての意見書や水田活用の直接支払交付金見直しに関する討論も行われた。
なお、議案第23号の「国民健康保険の交付金減額制度の見直し」については、閉会中の継続審査とすることが決定した。これにより今後の検討が続くことになる。