令和5年12月18日、箕輪町議会は12月定例会を開催し、様々な議案の審議を行った。特に重要な議案として、令和5年度一般会計補正予算(第8号)に関する議案が挙げられ、全会一致で可決された。
この補正予算は、歳入歳出それぞれ1億2,403万円の追加を含み、予算総額は141億3,822万2,000円となった。内容としては、電力や食料品の価格高騰に対する緊急支援給付金が主な項目であり、低所得世帯に対して1世帯当たり7万円が支給される。この支給は、対象となる全820世帯を対象に行われる予定で、早期の支給手続が進められることが期待されている。
続いて、議案第20号として、箕輪町防災交流施設における備品及び家具の取得についても説明があり、町長の白鳥政徳氏から発表された。取得される財産は、プロポーザル方式で選定された業者から購入され、契約額は約1,112万円に達する見込みである。この取り組みは、防災機能の強化と住民との交流促進に寄与することを目指している。
また、外交的な緊急事態に関する意見書の提出に関しても議論された。議員の岡田建二朗氏は、続くイスラエルとパレスチナの紛争に対し、戦闘の停滞と人質解放を求める意見書の提出案を説明した。日本政府には国際社会と連携し、さらなるイニシアチブを求める声が上がった。この意見書は全会一致で可決され、政府機関に提出される運びとなった。
さらに、選挙管理委員及び其の補充員の選挙に関する議案も審議された。各ブロックから選出された候補者が推奨され、手続きに則り全員一致で承認された。こうした選挙管理体制の強化は、町内の公正な選挙運営に寄与することが期待されている。
最終的に、本定例会では、すべての議案が可決され、効率的でクリアな行政運営が求められる中で、町議会はその役割を果たしていくことを再確認した。