令和5年3月13日に開催された箕輪町議会定例会では、重要な議案が多数審議され、無事可決された。
今回の会議で特に注目を集めたのは、令和4年度の一般会計補正予算(第10号)や防災交流施設の建設工事契約に関する議案だった。
総務産業常任委員会の金澤総務産業常任委員長は、「令和4年度箕輪町一般会計補正予算では、民生費において80万円を生活困窮者の支援物資購入に、70万円を子ども食堂への運営資金として計上した」と報告した。また、消防費も110万円の増が見込まれるという。
また、町長は令和4年度箕輪町防災交流施設建設事業の契約に関して、入札で浅川建設工業株式会社と契約を結んだと発表した。契約金額は4億5,485万円で、工期は令和6年3月31日までを予定している。この建設事業は地域防災活動の拡充を目的としている。
さらに、議会は最低賃金法の改正及び中小企業支援の拡充を求める意見書の提出についても賛成多数で、意見書を提出することに決定した。この意見書には、賃金の底上げや地域経済活性化の重要性が強調されている。
特に注目されたのは、医療や介護の分野での人員増と処遇改善を求める意見書も提出されることになった。本議案は、議員の間で広く支持を受けており、町民の健康と安全を守るための施策として重要視されている。
このように、箕輪町議会はさまざまな議題について重要な決定を下し、住民に対する行財政の責任を果たすための施策を進める姿勢を示したことが評価されている。