箕輪町議会の令和元年9月定例会では、住民満足度調査や貧困対策、SDGsの推進に関する議論が行われた。
まず、住民満足度調査の結果に対して、町長は状況を確認しながら対応していく方針を示した。
調査結果では、愛着を感じているとの回答が減少する一方、住み続けたいとする意識が高まっている。
そのため次回の調査では、地域別に分けて分析を深化させ、改善点を浮き彫りにする必要性がある。
貧困対策に関しては、町は無低額診療事業を設置し、医療機関との連携を強化しつつ各種制度の周知を進めていく考えを示した。
町長は特に、生活保護や医療費の負担など、高所得者のみでなく、生活困窮者への支援が不可欠であると強調した。
また、流行している液体ミルクについて、健康推進課は今後の健診などのイベントで周知を徹底したい考えを持っている。
液体ミルクは災害時の新たな選択肢としても注目される製品であり、今後も現地での実績に基づいた運用が必要である。
さらに、会計年度任用職員制度についても、町長は引き続き慎重な検討が必要だとし、情報を整理しつつ進めていく意向を示した。
当町では、職員の雇用条件に関する見直しが議論される中で、非常勤職員の待遇改善は急務である。
松島区における土砂崩れの問題では、役場が早急に対応できるよう、町民と一体となった動きが必要であることが再確認された。
現状では土砂崩れのリスクを軽減するための工事など、対応が求められているところである。
最後に、消防団に関しては、町長は処遇の改善に努めているとし、団員確保のために新たな対策を検討し、地域住民の日頃の意識啓発を進めていく考えを示した。
特に女性団員の増加にも引用をし、この点においても講じられる手段は多岐にわたる必要があると述べた。