箕輪町議会、2022年度一般会計補正予算を可決

令和2年12月14日、箕輪町議会は第12回定例会を開催し、様々な議案を審議した。議案の中でも、特に「令和2年度箕輪町一般会計補正予算（第11号）」と「木下保育園建設事業の請負契約」が注目を集めた。\n\n町長の白鳥政徳氏は、一般会計補正予算について説明し、新型コロナウイルスの影響を受けている町内の飲食店に対する支援策として、支援金の設立を提案した。感染拡大防止と営業継続を促す内容で、1店舗当たり20万円の支援が計画されている。出席した議員は、住民の生活支援策について意見を交わしながら、補正予算の妥当性を議論した。\n\nまた、議案第19号から21号までの木下保育園建設事業に関する契約も可決された。この契約は、近年の児童数の増加を受け、地域の教育施策を充実させる狙いがある。議員の中からは、建設に伴う周辺地区との調整や、教育内容の充実について意見が出され、賛成多数での決議となった。\n\nさらに、「75歳以上の医療費窓口負担2割化の見直し」についての意見書も審議された。この意見書は、高齢者への配慮を示すもので、医療費負担に対する慎重な見解を求める内容であった。賛成派と反対派の間で活発な議論が展開された結果、意見書の提出は否決されたが、この議論が今後の重要な方針に影響を与えることが期待されている。\n\n最後に、学校再編に関する議案についても熱心な議論がなされた。議員は、伊北地域における高校再編の必要性について言及し、地域の教育の未来を見据えた具体的な提案を求めた。議会は全ての議案を検討し、各提案に賛成・反対の多様な意見が交わされた後、円滑に閉会を迎えた。