令和4年5月30日、箕輪町議会は、定例会の開会を宣言した。
小出嶋文雄議長は、議員や関係者が出席している中、初夏の訪れを感じる頃となったと述べ、新型コロナウイルス感染症の影響についても言及した。上伊那地域では現在、新規感染者が出ているものの、落ち着いた状況にあり、経済活動の活性化を期待する声もあった。議長は、この定例会が町民の負託に応え、活発な議論が行われることを願った。
日程の最初に、会議録署名議員の指名が行われ、青木俊夫議員と中澤清明議員が選出された。続いて、今定例会の会期を5月30日から6月13日までの15日間とすることが決定された。
次に、町長の白鳥政徳氏が登壇し、議案第1号、箕輪町税条例等の改正について提案理由を説明した。今回の改正は、地方税法等の一部改正を受けたもので、主に住民税の申告内容の見直しに関連している。税務課長の唐澤久美子氏がさらに細部を説明し、質疑はなく、無事承認された。
続いて、議案第2号は国民健康保険税条例の一部改正について、改正内容として課税限度額の引き上げが説明された。引き上げは、コロナ禍で経済影響が続く中で行われ、詳細に沿った内容であった。
その後、一般職員の給与に関する議案や議員報酬に関する条例改正案も一括して審議されていった。それぞれ国の人事院勧告を受けており、経費全体の状況は厳しいとされている。各職員及び議員の期末手当の引き下げが行われることが、議論された。
指定の議案が全て承認された後、各種報告が行われ、報告第1号から報告第3号まで、箕輪町の財政や健康保険関連事業についての詳細が報告された。特に、㈱みのわ振興公社に関しては、コロナ過での影響を受けながらも利益の計上を目指す方針が確認され、引き続きの努力が求められる。
議会の最後には、請願や陳情が常任委員会に付託され、具体的な審査が行われることとなり、次回の会議に向け準備が整えられた。