令和元年12月10日に開催された箕輪町議会において、町の災害対策、農業振興、住居支援、さらにはSDGsの推進についての議論が行われた。
会議では、特に台風19号による被災影響とその後の対応が重要な議題として挙げられた。町長は、同台風による農業被害が特に大きく、その復旧支援が急務であることを認識していると述べた。農業者への支援としては、農業共済制度の利用が奨励される一方で、町独自の施策も検討する必要があるとされている。
さらに、外国人居住者の問題についても焦点が当てられた。外国籍住民に対する情報提供や支援が不十分であることが指摘され、住民満足度調査や相談体制の充実が不可欠であるという見解が示された。また、被害情報の共有や生活実態の把握が求められた。これに関し、町長は社区や各機関との連携を強化し、適切な支援策を模索する意向を示した。
また、教育に関する質の向上についても議論がなされ、特に自己肯定感を高める教育の重要性が強調された。教育長は、全ての子どもたちに質の高い教育を提供し、彼らが将来の社会で活躍できる人材となるよう尽力するとの抱負を述べた。
町は今後もSDGsの目標に則り、住みよいまちづくりを推進しながら、各種課題への対応を講じていく必要がある。特に、危機管理と災害に強い地域を目指す取り組みが求められている。