令和元年12月の箕輪町議会定例会が、12月2日に開会した。議会は、町関係者が出席し、出席議員は14名で、議長は中澤清明氏が務めた。
開会に際し、中澤議長は、台風19号がもたらした被害に対するお見舞いを述べ、復興を祈念した。また、地元の文化活動や様々なイベントが順調に行われたことに感謝の意を表明し、議員の意識が高まった様子を歓迎した。
会期の決定では、議会運営委員会の協議を踏まえ、会期が12月16日までの15日間と決まった。これにより、新年度事業に向けた審議が重要な課題とされている。
今回の定例会で特に注目されたのは、箕輪町パートタイムおよびフルタイム会計年度任用職員の報酬や給与に関する条例の制定である。白鳥政徳町長は、両条例の目的は、職員の任用や服務規律の整備を明確化し、手当の支給を可能にすることで、勤務条件が整備されることになると説明。
総務課長の中村克寛氏が詳細な質疑応答を行い、労働組合との協議が進んでいることや、非常勤職員への説明会も計画されていることが明らかにされた。議員からは、新制度に関する不安の声が上がり、町長は明確な説明を心掛けると回答した。
健康づくり推進条例も議題となり、町長は条例を制定することで町民と地域の健康に寄与する取り組みの推進を目指すと述べた。条例は令和2年1月1日から施行予定であり、町民の健康促進に向けた具体的施策が期待されている。