令和4年4月26日、箕輪町政府の臨時会が開かれた。議題には専決処分の承認や補正予算案が含まれ、各議題への審議が行われた。
会議の初めに、小出嶋文雄議長が開会の挨拶をし、参席者に感謝を表明した。続いて、白鳥政徳町長が新たに参加した部課長の自己紹介を実施。町長は「福祉課長に就任した小沢聡氏から自己紹介がある」と述べ、議会の進行を促した。
議案第1号では、専決処分の承認を求めた。これは、ふるさと応援寄附金と農地利用最適化交付金の歳入見込額が増額されたことに起因する。歳入歳出計2,058万円の追加補正により、予算は117億3,711万1,000円となった。白鳥町長は「農地利用に関する交付金が858万円増額され、寄附金が更に1,200万円増加した」と説明し、出席者からの質疑はなく円滑に採択された。
次に議案第2号として、2024年度一般会計補正予算第1号が審議された。町長は、もみじ湖における交通問題解決のためにデジタル活用の交通量分析調査を実施する必要性を説明し、歳入歳出にそれぞれ1,350万円の追加を求めました。特に、観光費への700万円の計上は、昨年の約10万6,000人の来訪者に対する対策であり、デジタル技術を駆使した運営を目指すと強調しました。
最後に、議案第3号では、消防ポンプ自動車の更新に関する議題が取り上げられた。現在のポンプ自動車が21年経過して部品調達が困難になったための判断で、更新計画にもとづき、2,181万3,000円で晴海産業株式会社から落札された。
議長は「このたびの議案について、特に異議はない」と確認し、各議案は全て原案通り可決された。今回の臨時会では、自治体の運営の透明性と効率性を求める中で、重要な予算案件が慎重に審議されていることが示された。会は午前10時23分に閉会となった。