令和5年9月1日、箕輪町議会は定例会を開会し、15名の議員が出席した。
町長の白鳥政徳氏は、暑い日々が続く中、全ての議員に健康に留意するよう呼びかけた。また、以前開催された「みのわ祭り」の成功について感謝の意を表した。続いて9月2日には防災訓練も予定されていることに触れ、地域の防災意識の徹底をお願いした。
議会運営委員会の協議により、本定例会の会期は9月1日から19日までの19日間と決定され、一部議案については一括審議が行われることとなった。
日程第4では、令和4年度の箕輪町一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計の歳入歳出決算認定に関する議案が一括して審議された。町長は新型コロナウイルスの影響を受けた厳しい財政状況を説明しつつ、感染防止対策や地域活力の維持を図るための施策に対する理解と支援への謝意を示した。
一般会計の歳入決算額は128億2,670万円であり、歳出決算額は116億1,179万円となっており、歳入歳出差引額は12億1,490万円。これに対し、実質収支額は9億6,443万円となり、令和3年度に比べ収入は1%減少したが、個人町民税と法人町民税は新型コロナウイルスからの回復により増額した。
また、特別会計についても同様に報告され、健康保険特別会計や介護保険特別会計の決算が詳細に説明され、各議案が承認されつつある。町長は特に若者の定住促進と生活支援策を今後も推進していく考えを強調した。
議案第8号では、令和5年度箕輪町一般会計補正予算についての提案があり、光熱費の上昇や物価高騰に対する対策が検討されている。特に、町民に対する物価高騰生活応援券事業が注目されており、生活支援の重要性が議論された。
意見交換の中で、教育委員会に関する評価が行われ、特にICT教育の進展が町民の期待に応えているとの意見が多かった。