令和6年1月30日、箕輪町議会が臨時会を開いた。
議題には、能登半島地震を受けた補正予算が含まれ、更なる復旧対策が検討された。
町長の白鳥政徳氏は、地震被害の深刻さを強調し、追加の支援策について説明した。特に、地震による多くの家屋損壊と影響を受けた住民に対し、早急な復旧・復興活動の重要性を訴えた。
補正予算では、一般会計において1億994万4,000円の追加が計上される。これは、物価高騰対策のために緊急支援給付金を含む。特に、住民税非課税世帯に対して10万円、18歳以下の児童に対して5万円の給付が行われる予定である。このような支援は、今後の予算組みや運営に大きく寄与する可能性がある。
また、議案第2号と第3号については、水道事業及び下水道事業の会計補正も提案された。両者は金利上昇を考慮し、利率の上限を1.50%から3.00%に引き上げることを決定。これは、今後の財政運営にも影響を及ぼす事項である。
出席した議員からは、派遣された職員数や具体的な給付対象者に関する質問が挙がり、適切な説明が行われた。特に、中澤議員は、給付対象者が両方に該当した場合の支給について確認。これに対し、福祉課長の小沢聡氏は正確な理解を示した。
これらの結論を受け、議案は全て原案の通り可決され、活発な質疑応答が展開された。議長の荻原省三氏は、今後の災害対応に向けた意識の必要性を強調し、臨時会は無事に閉会した。議員たちは、今後の復旧支援と安全な町づくりにむけて努力する重要性を再認識した。